人間の身体のピークは20代の頃にあり、40代になるといよいよ体の衰えを感じてくる人も出てきます。しかし日本人の平均寿命でみるとまだまだ折り返し地点、50代や60代を健康に過ごすためにもかかりやすい病気などのリスクを自分で理解しておく方が良いでしょう。
40代になり増えてくるのはやはり、運動不足や食生活からくる肥満です。「メタボリックシンドローム」、メタボの診断が始まるのも40代であり、厚生労働省の調査でも男女ともにメタボもしくはメタボ予備軍が急増していることが伺えます。メタボは死亡に直結しやすい生活習慣病の引き金になるとされていて、心筋梗塞をはじめとする心臓病や脳卒中にかかるリスクが健康な人と比較して30倍以上ともいわれています。ただの肥満だと軽んじることはよろしくありません。
メタボの主な原因の1つになっている内臓脂肪は、比較的たまりやすく減りやすいため生活習慣を改善し、内臓脂肪を減らして増やさない努力をすることが予防に繋がります。他に起こりやすい症状といえば老眼や、名前のとおりの四十肩です。老眼は目のピントを合わせる筋肉の衰えや、レンズの役割をしている水晶体が硬くなり近くを見るための調節をすることが困難になっている状態です。これはデスクワークなどの際に症状が出てきたら目を休め、目の疲れをとることで症状が深刻になることを予防することができます。
四十肩は五十肩ともいわれる肩の関節に起こる炎症のことで、加齢等によって筋肉が衰え、炎症が発症することなどが原因で起きます。これは無理のない範囲でのストレッチや体操で防ぎましょう。
40代以降に出てきやすい症状に注意して、長く健康な生活を実現させましょう。